母と行ったステーキ屋さん

母と行ったステーキ屋さん

幼少期、母とよくステーキ屋さんに行った記憶がある。友達とそのお母さんも一緒だった。店内は、ちょっとうす暗く、高級感があった。私はそこの店の、生姜焼き定食が大好きだった。たまには、違うものを注文するよう言われても、それを頼み続けた。時は流れ、大人になり、自分で車を運転するようになって、見覚えがある道に、確かこの辺。そこはファミリーレストラン。笑えてきた。私が、幼い頃、よく行った高級ステーキ屋さんは、ファミリーレストランだったのだ。幼いころの私は、物事をこんな風に感じていたのだと、感動のようなものが込み上げてきた。大人になってしまってからでは、感じることのない感受性の豊かさ。素直さなのか。大人は、いろいろな経験をもとに、仕訳をする。高級店か否か。つい、レベルで判断してしまうことがある。もっと、物事を純粋にとらえられるようにならなければ、と思った。大人になって、旅行先でのホテルや、テーマパーク内のステーキ屋さんに入り、本物を体験した。店内は、ファミリーレストランより、もっと暗く、目の前には、鉄板があり、焼いてくれる。値段もはるかに違う。そうそう通えるところでもない。幼少期の私が微笑ましく思えてきた。やっぱり、あれはファミリーレストラン。それを、ステーキ屋さんと思っていたなんて。この、自分の体験を通して、子供の心を大切にしてあげたいと思った。また、自分も子供のような純真な心に近づけるよう日々、過ごしていきたいものです。

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